注目を集めつつあるRFIDタグとしてチップレスRFIDタグがあげられます。従来型のRFIDタグとは、異なるメリットをもつ点が魅力です。ここでは、チップレスRFIDタグの概要とメリット、今後の展望などを解説しています。
RFIDは、リーダ/ライタとRFIDタグで構成されます。RFIDタグにバッテリーを搭載したものをアクティブ型、バッテリーを搭載していないものをパッシブ型といいます。一般的なパッシブ型のRFIDタグは、リーダ/ライタから送信された電波などを受信するアンテナとICチップで構成されます。ただし、全てのRFIDタグが以上の構成になっているわけではありません。ICチップをもたないものもあります。これをチップレスRFIDタグといいます。具体的な設計はケースで異なるものの、チップレスRFIDタグは、タグの形状を生かしてデータを読み取るなどの特徴を備えています。例えば、RFIDタグにスリットを設けるなどが考えられるでしょう。チップレスRFIDタグには、従来型のRFIDタグと異なるメリットがあります。どのようなメリットを期待できるのでしょうか。
チップレスRFIDタグは、従来型のRFIDタグよりもコストを抑えやすい傾向があります。従来型で必要になるICチップを必要としないからです。具体的な費用はケースで異なりますが、コストが気になる事業者でも導入しやすいと考えられます。
過酷な環境に強い点もチップレスRFIDタグの強みです。誤作動を起こす恐れがあるICチップを用いないため、さまざまなシーンで活用できます。例えば、高温の環境や放射線が強い環境であっても使用できる可能性があります。使い勝手の良いRFIDタグといえるでしょう。
従来型のRFIDタグより適用できる用途が広い点も見逃せません。チップレスRFIDタグは、以上の特徴を備えているうえ印刷できるため、ドリンクの容器や書籍、食品、雑貨などへ用いることも検討できます。これらに多く使用されているのがバーコードです。バーコードとの主な違いは、距離が離れていても読み取れる、複数のタグを同時に読み取れる、タグの表面が汚れていても読み取れるなどです。実用性の高さも魅力といえるでしょう。
チップレスRFID市場は、今後大きく成長すると予想されています。コストを抑えやすいうえ、バーコードや従来型のRFIDにはない魅力を備えているからです。例えば、バーコードに対しては複数のタグを同時に読み取れる、従来型のRFIDに対してはさまざまな環境、用途に使用できるなどがあげられます。また、IoTの普及もチップレスRFIDの導入を後押しすると考えられています。一部の小売業者がチップレスRFIDへ移行を始めている点も見逃せません。ただし、市場の成長を阻む要因も存在します。普及にあたり多額の設備投資を必要とすることが市場の成長を妨げているといわれています。この点に注意は必要ですが、さまざまな業界から大きな注目を集めている技術ということはできるでしょう。
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