ここでは身体に装着するタイプのRFID読み取り機である、「ウェアラブルリーダー」についてご紹介します。
RFIDのウェアラブルリーダーとは、非常に小型で負担なく身体に装着できるタイプのRFID読み取り機のことです。
スマートウォッチのような外見で、バッテリーで駆動し、手首に装着していると自動的に電波を送信してくれます。またRFIDの読み取り結果をスマートフォンやパソコンに通知する機能が搭載されているものもあります。
従来のRFIDリーダーは手に持って利用するハンディタイプや据え置きタイプが主流だったため、コンパクトで身につけたまま移動できるウェアラブルリーダーは従来のRFIDに比べ利便性が大きく向上しました。
従来型のハンディタイプや据え置きタイプについては、こちらの記事で詳しく解説しているため参考にしてください。
重量がわずか84gまで軽量化されており、アタッチメントを用意すれば手首・手の甲のどちらにもつけられるウェアラブルRFIDリーダーです。複数のセンサーを組み合わせて効率的に読み取れるほか、オプションであるフィンガーアンテナをつければ、指先を使うことでより読み取りやすくなります。
タッチパネルも搭載しており、直感的な操作が可能な製品です。端末の設定はソフトをインストールしたパソコン上からでもでき、コントロールも簡単です。
手のひらを近づけた周辺にあるRFIDを読み取り、その情報を端末に送信できるタイプです。手の甲を覆うようにアンテナがついており、本体は手首に装着するため両手の動きを妨げません。アンテナがなくても使用可能で、取り外しも簡単であるため使用状況に応じた使い方が可能です。
バイブレーターが内蔵されており、読み取り状況を振動で感じられる機能が搭載されています。防水仕様であり、汚れや水がついてもさっと拭くだけきれいになる素材で作られているため、屋外での使用にも適したウェアラブルリーダーです。
RFIDリーダーにはさまざまなタイプがあり、従来は据え置きタイプやハンディタイプが主流でした。しかしウェアラブルタイプは移動しながらの読み取りも簡単で、コンパクトさから使い勝手も良いタイプです。現在では徐々にウェアラブルタイプのRFIDリーダーも増えてきています。
これからRFIDの導入を検討されているなら、RFIDリーダーの種類について把握し、使用する環境に適したタイプを選べばより効果的に活用できるはずです。ウェアラブルタイプも含め、どのタイプが適しているか見極めてから導入するようにしましょう。
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