ここでは、シール型・ラベル型RFIDの特徴と製品例を紹介しています。
RFIDは、大きくカード型・タグ型とシール型・ラベル型にわかれます。カード型・タグ型は厚さ数ミリ~数センチの札、シール型・ラベル型は薄い貼り紙などにインレイ(アンテナ)を搭載したRFIDといえるでしょう。
シール型・ラベル型の主な特徴は、裏面に粘着剤が取り付けられていることです。段ボールやビニール袋、プラスチックのボックスなどへ手軽に貼り付けられます。この点は、カード型・タグ型にはないメリットです。ラベル面へ印字できる点も特徴としてあげられます。書き込みに加え印字も行えるため、使い方によっては管理の精度などを高められるはずです。
また、専用プリンタを用いることで、まとまった時間をかけることなく大量のRFIDシール・ラベルを発行できる可能性がある点も見逃せません。
SATOのプリンタと連携して印字・エンコーディングができるように設計されているRFIDラベルです。主な特徴として、さまざまな選択肢が用意されていることがあげられます。
例えば、素材は感熱方式・熱転写方式、紙・フィルムから、粘着剤は強粘着・剥離・再剥離・冷凍糊から選べます。ラベルの仕上げをカスタマイズできる点もポイントです。特殊な形状にダイカットして、印字方向・巻き取り方向を指定できます。要件にあわせて、パッシブタグ・アクティブタグを選択できる点も魅力といえるでしょう。
SATO RFIDラベルは、製造・小売り・EC物流・医療など幅広い業界で用いられています。
株式会社東北システムズは、さまざまな用途に活用できるRFIDラベルを扱っています。
例えば「AD-192 M730」は宝飾品や化粧品向けに開発されたRFIDラベルです。外形寸法は24.0mm×15.0mm、周波数範囲は860MHz~960MHz、通信距離は2.0~5.0m、固定方法はシールとなっています。サイズ感、通信距離が程よいため、化粧品などを効率よく管理できます。
「DogBone M750」は厳しい環境、タグ付けが難しい製品向けに開発されたRFIDラベルです。外形寸法は97.0mm×27.0mm、周波数範囲は860MHz~960MHz、通信距離は~15.0m、固定方法はシールとなっています。商品・在庫管理、トレーサビリティ、スポーツ計測などの利用シーンが想定されています。
RFIDインレイの指定や使用する素材の選択が可能です。主な素材として、コート紙・アート紙、ポリエステル、合成紙、塩化ビニールなどがあげられます。また、屋外耐候加工、耐水加工、パウチ加工、耐油加工、耐薬品加工、耐熱加工、耐抵温加工などを行うことも可能です。さまざまな要望に応えられる可能性があります。
RFIDシール・ラベルには、紙やプラスチックへ手軽に貼り付けられるなどのメリットがあります。用途によっては、使いやすいRFIDになる可能性があります。
当サイトでは、さまざまなRFIDメーカーを一覧で紹介しています。RFIDシール・ラベルをお探しの方は、以下の記事から自社の要望に応えてくれるメーカーを探してみてはいかがでしょうか。
【用途別】おすすめのRFIDメーカー3選
RFIDの用途を「製品管理」「資産管理」「人の管理」の3つに分け、それぞれの用途に強みのあるRFIDメーカーを紹介。
導入から保守まで支援してくれるRFIDソリューションも手掛けています。
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製品管理・資産管理・人の管理といった、RFIDの用途別のおすすめメーカーを3社ピックアップ。それぞれの特徴をご紹介します。
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【このサイトに掲載する企業の選出基準】
2022年7月29日時点、「RFID メーカー」とGoogle検索して表示された上位44社を掲載。
【3選の選定基準】
前提条件…公式HPを調査し、仕様の作成からタグの製造、ハードウェアの選定まで、RFIDのソリューションをワンストップで対応するメーカーを選出。条件に合致したメーカーの中から、以下の基準で3社を選出しました。
・テンタック…日本・世界に12箇所の拠点(生産拠点と営業拠点を合算)があり、 1億枚以上のRFIDを供給することができる。
・DNP…工具や精密機器、重要書類の管理といった資産管理向けのサービスを提供しており、金属対応タグから特殊加工タグまで資産管理に適したタグに加工することができる。
・アイニックス…入退室・勤怠管理、動線分析、運送システムのRFIDソリューションを手掛けている。