ここではRFIDのソフトウェアとはどのようなものか、概要や役割に加えて導入事例について解説します。
RFIDのソフトウェアとは、RFIDタグにて収集したデータを管理・処理するためのアプリケーションのことです。
RFIDで得られた情報は、それだけでは活用の幅が狭まります。RFIDを運用するにはモノに貼付されるタグと情報を読み取るためのリーダー、そしてリーダーから得られた情報を処理するためのソフトウェアが揃った状態で利用するのが理想的です。
RFIDのソフトウェアと組み合わせると、読み取りを行った情報とモノとの紐づけが容易になったり、タグの位置を探したり、情報をリアルタイムで分析したりすることが可能です。またRFIDのリーダーを制御するための役割も担っており、ソフトウェアを操作することで読み取りを行ったり、停止したり、電波の出力を調整したりできます。
RFIDのソフトウェアは必ずしもなければならないものではありません。エクセルなどで代用もできますが、RFIDの性能をより発揮させるにはソフトウェアがあった方が良いものです。
エクセルへの情報入力ではタイムラグが生じたり、情報が正しく入力されないことがあるためです。ソフトウェアはRFIDの作業を効率化し、RFIDの性能を発揮させるために必要なものだと言えます。
RFIDソフトウェアの中には、スマホから利用できるアプリ形式のものもあります。スマホアプリながら一括読み取り機能や電波出力調整、読み取り精度検証などに利用でき、無料で使えることも魅力のひとつです。
棚卸しのためにRFIDを導入したいと考えている際にも適しているのが、棚卸しを効率化させるためのRFIDソフトウェアです。棚卸しのリストをCSVファイルにし、ソフトウェアに取り込み、さらに棚卸し後のファイルをパソコンに取り込めば情報を正確に記録できます。
ソフトウェアはRFIDを使う上でなくてはならないものではありません。しかしRFIDの性能をより引き出すためには、ソフトウェアはぜひ準備しておきたいもののひとつです。ソフトウェアがあれば在庫管理や棚卸しがより簡単に、正確に行えるようになります。
しかしRFID導入に当たって知っておきたいことは、ソフトウェアのことだけにとどまりません。当サイトではRFID導入前に知っておきたい基礎知識を幅広くご紹介しています。まずは基礎知識を身に着けてから、RFIDメーカーの選定に当たってください。
【用途別】おすすめのRFIDメーカー3選
RFIDの用途を「製品管理」「資産管理」「人の管理」の3つに分け、それぞれの用途に強みのあるRFIDメーカーを紹介。
導入から保守まで支援してくれるRFIDソリューションも手掛けています。
RECOMMENDED
製品管理・資産管理・人の管理といった、RFIDの用途別のおすすめメーカーを3社ピックアップ。それぞれの特徴をご紹介します。
電話番号の記載がありませんでした
【このサイトに掲載する企業の選出基準】
2022年7月29日時点、「RFID メーカー」とGoogle検索して表示された上位44社を掲載。
【3選の選定基準】
前提条件…公式HPを調査し、仕様の作成からタグの製造、ハードウェアの選定まで、RFIDのソリューションをワンストップで対応するメーカーを選出。条件に合致したメーカーの中から、以下の基準で3社を選出しました。
・テンタック…日本・世界に12箇所の拠点(生産拠点と営業拠点を合算)があり、 1億枚以上のRFIDを供給することができる。
・DNP…工具や精密機器、重要書類の管理といった資産管理向けのサービスを提供しており、金属対応タグから特殊加工タグまで資産管理に適したタグに加工することができる。
・アイニックス…入退室・勤怠管理、動線分析、運送システムのRFIDソリューションを手掛けている。